今回は『やってはいけない頭髪ケア(著・板羽 忠徳)』を読んだ感想を紹介します。
頭皮ケアがそろそろ必要かもと考えているけど、正しい方法がよくわからない。と一歩を踏み出せない方には、におすすめの情報盛りだくさんの書籍でしたよ。
書籍の基本情報
- タイトル:やってはいけない頭髪ケア
- 著者:板羽忠徳
- 出版社:青春出版社
- 発行年月日:2014年2月15日 第1刷発行
- 評価:(5点満点中)
こんな人におすすめ!
- 巷にたくさん溢れている頭髪ケアを前にして、結局何から取り組めば良いかわからないと感じている人
- 家族に薄毛の人がいて、漠然とした不安を感じている人
- 頭髪ケアに取り組んでいるのに効果を感じられない人
- 頭髪ケアなんて一度も意識をしたことがないという人
頭皮ケアでやりがちな5つの間違い!あなたのケアは大丈夫?
ネットで少し検索すれば、育毛に関する情報は山のように見ることができます。「シャンプーをする時には爪を立てて洗ってはいけません」「ブラッシングを丁寧に行えば美しい黒髪に」などなど、そのため頭髪に良いと信じて行っていること、誰でも1つや2つくらいありますよね。
でもちょっと待ってください!あなたが正しいと信じてる頭髪ケア…本当に正しいでしょうか?大きく太い字で書かれている部分だけが印象に残っていて、実は細部までは理解できていないかもしれません。
今回紹介する「やってはいけない頭髪ケア」は、本当はNGの頭髪ケアやこれから頭髪ケアをスタートさせたい初心者にも分かりやすく、そして始めやすい内容がたくさん詰まった1冊です。
それらの紹介されているケア方法の中から、私がつい「へぇ~」と声を漏らした情報をいくつかピックアップしました。
1.どんな人にも薄毛の危機はやってくる?!
薄毛を他人事のように捉えている人も少なくありません。特に年齢が若い場合や女性だと「まさか、私が…」と将来の自分が薄毛に悩んでいることなんて考えもしないでしょう。だけど、今や女性でも10人に1人は薄毛に悩む時代だそうです。
昔は「ハゲは遺伝だ!」「男性ホルモンが多いせいだ」という主張が強かったですが、原因はそれだけでないということが分かってきました。毎日行っているシャンプーやブラッシング、見直すポイントはそんな些細なところにも隠れています。
2.ブラッシングが薄毛を加速させる?!
毎日髪をブラッシングするのは当たり前のことですが、ここにも大切なポイントがあります。それはブラシの素材です。特にナイロン素材のブラシは、毛髪と毛乳頭との間に細かな気泡が発生するようになります。
少しぐらいの気泡であれば、時間の経過で消えてしまいますが、痛んだ髪や乾燥した頭皮だと気泡が原因で髪が毛乳頭から浮かび上がり、乳頭剥離を起こして地肌にとどまる力を失って、抜け毛が増えてしまうんです。何気ないブラッシングが薄毛の原因に…怖いですね。
3.毎日のシャンプーが薄毛の原因になる?!
「シャンプーのせいで薄毛が加速する」なんて情報も一時期言われていましたので、シャンプーしなければハゲない!と信じ、シャンプーの回数を減らした人もいるのではないでしょうか?正しくは「間違ったシャンプー方法が薄毛の原因になる」です。
また反対に「頭皮の皮脂が薄毛の原因だ」という説も一時期広まりましので、朝も夜もと何回もシャンプーをしていたという方もいるでしょう。これだと必要な皮脂も根こそぎなくなってしまうので、これも正しい情報ではありません。
ちなみに私は1日1回、夜寝る前にシャンプーをしており、使用しているのは肌に優しいアミノ系の洗浄成分が使用されているharuシャンプーです。
私が愛用中のharu黒髪スカルププロのレビューは以下で紹介していますので、よろしければご参考にしてください。
更に「シャンプーは指のはらで優しく」という説も最近は浸透していますが、これも少し誤解があるようですよ。
頭皮マッサージが大切な本当の理由とは?
育毛剤のCMなどで頭皮をマッサージするシーンが鮮明に残っている人は多いでしょう。私もその一人です。そのため発毛を促進するには、育毛剤を付けて頭皮マッサージをすることだけが正しい方法と思い込んでいませんか?もちろんこれも一つの良い方法で、間違いではありません。
しかし頭皮マッサージの最大の目的は血流を良くさせること。実は頭皮ってもともと血液循環が良い場所ではありません。手や足と同じように、末端部分だからです。
栄養を届ける役割の血液循環が悪ければ、食事をしていない人間のように、水を与えられない植物のように弱ってしまうのは当然ですよね。そのため血液循環を良くするため、日ごろから運動したり、肩や首まわりのストレッチを頻繁に行うことも、頭皮マッサージと同じように良い効果が期待できます。
生活習慣を見直してみよう!
「生活習慣」この言葉を聞くと「心が痛たたた…」となる人も多いでしょうが、髪の健康にもやっぱりこれは外せないポイントです。睡眠不足、不規則な生活、ストレス、偏った食事にアルコール、たばこなどは改善しなくてはいけません。
髪の健康も身体の健康とともにあるので、できることから少しずつ始めてみましょう。特に食事の内容は、サプリを取り入れることで、すぐにでも始めることができます。良質なたんぱく質、ビタミン類、亜鉛や鉄分など意識してとっていきましょう。
本を読み終えての感想
「やってはいけない頭髪ケア」というタイトルからも分かるように、日ごろ何気なくしていたブラッシングやシャンプー以外にもいろいろなNG隠れていること、頭皮や頭髪の基礎知識。
更に、簡単にできる頭髪テストや髪をよみがえらせるためのケア方法、生活習慣の改善法など。育毛を目指すためのたくさんの知識がギュッと一冊に詰められていて、読みごたえがあるなぁと感じました。
今回紹介できた内容はほんの一部です。頭髪ケアに興味を持たれた方は、本を手にとって熟読してみてください。