ストレス社会と言われる現代では、毎日の生活習慣が髪に多くのダメージを与えています。ストレス解消のために良かれと思ってやってることでも実は…。今回は、そんな髪や頭皮のためにならないNGな行動8個を紹介します。
お金や時間をかけるより、身近な生活習慣から見直すことで、根本的な改善策が見えてきますよ。
その1.ストレスをお酒で解消している
日々のストレスが溜まってくると「お酒飲みたいなぁ」と感じる人は多いですよね。最近は「寝る前に晩酌している」という女性も増えてきていますし、不眠の対策としてお酒に頼っているケースもあります。
お酒を飲むことで眠気が誘導されるので、睡眠が深くなっているような気になりますが、これは大きな勘違いです。お酒を飲むとアルコールを分解するための物質(アセトアルデヒド)が発生し、深い眠りの邪魔をします。
そのため、浅い眠りが長く続いて睡眠の質はぐっと下がっていくのです。髪に大切な成長ホルモンは、入眠後の深い眠りに入ったときに多く分泌するようになっているので、就寝前の晩酌や飲食は避けるようにしましょう。何より、睡眠前の飲食自体が胃腸に負担をかけ、肥満の原因にもなります。
その2.一年中プチダイエットを繰り返している
あなたの周りに、一年中ダイエットをしている女性はいませんか?自分の心に「グサッ」と突き刺さった方もいるかもれません。
健康のことを考えて食べ過ぎないようにすることは良いことですが、ちょっと太ったら絶食など、極端なダイエットを繰り返しているようなら今すぐに止めましょう。
食事制限をするダイエットは、血液中の栄養不足を招き、免疫力も落ちて、肌がガサガサ、薄毛や髪質悪化など身体を老けさせる原因になります。太ったと思ったら、適度な運動や低カロリーで栄養が高い食材をバランスよく意識して食べるようにすることが大切です。
自分で料理するのが面倒な人は、コンビニやスーパーでカロリー計算された商品をバランスも考えて、上手く活用すればダイエットを上手に乗り切ることができます。
その3.ブラシの手入れをしたことがない
洗面所に置いてあるブラシの手入れはしていますか?「ブラシに絡まった髪の毛が多くなったら取り除いてるよ。」という方法だけなら不十分です。
ブラシには、抜け毛だけじゃなく、頭皮の角質、皮脂、空気中のホコリ、繁殖した細菌などたくさんの汚れが付いています。
その汚れや菌を、ブラシをとおすたびに自分の髪にこすり付けていると想像したら…「オエッ」ってなってしまいますよね。ブラシも髪や頭皮と同じように、こまめに洗って乾燥させるお手入れが必要です。
【参考】女性の育毛に役立つブラッシングのメリット
その4.運動をまったくしない
「運動」と言われるとストレスに感じてしまう人もいると思います。髪や頭皮に対しての運動は血流改善が目的なので「本格的な激しい運動で筋肉を付けよう。」という想像をしなくても大丈夫。
血流を改善するために、軽いストレッチや柔軟体操、いつもより歩く距離を伸ばしてみるなど、できることを少し増やしてみるだけで良いのです。デスクワークが多い人は、立ち上がって1時間に一回背伸びをするだけでも血の巡りは良くなってきます。できる範囲から始めてみましょう。
その5.リラックスするために毎晩コーヒーや紅茶を飲んでいる
「コーヒーや紅茶を飲んでホッと一息。」そんなティータイムの時間を大切にしている女性も多いですが、コーヒーを筆頭に紅茶や緑茶、ウーロン茶の中にもカフェインは意外と多く含まれています。
またカフェインを多く摂取してしまうと眠れなくなるだけではなく、カフェイン中毒になったり、身体を冷やして血流が悪くなるなど、髪や頭皮にとってのマイナスの要素が増えます。カフェインは量と摂取する時間帯に十分注意して楽しむようにしましょう。
その6.長時間外出の時にしか紫外線対策をしていない
「歩いて5分のコンビニなら大丈夫」「車で移動するだけだから」と長時間外にでる予定がない日は、紫外線対策がおろそかになっていませんか?
日焼けは、火傷の軽い症状なので、例え短い時間でも紫外線を何度も浴びてしまえば、髪や頭皮にはダメージにつながります。
特に頭頂部や分け目は、紫外線対策をしていないと皮膚がむき出しの状態。ダメージが治り切らない内に何度も紫外線を浴びれば、とうぜん細胞にも悪い影響がでてきます。
また髪のキューティクルも紫外線によって剥がされるので、ほんのちょっとの外出でも帽子や日焼け止めスプレーは欠かさないようにしましょう。
その7.夜更かしが止められない
「ゆるくて面白い深夜番組をダラダラと見てしまい、今夜もついつい夜更かし…」なんてことは、誰にもあると思いますが、髪や頭皮のことを考えれば絶対にNGな行動です。なぜなら髪に必要な成長ホルモンは、入眠後すぐの深い眠りのときに多く分泌されるからです。
寝る時間が遅くなると、深い睡眠に入りずらくなるだけでなく、髪を作る毛根部分の細胞分裂が減少することが分かっていて、ストレスや疲れも解消しにくくなるので、髪に限らず身体にも悪影響。
その8.一日に2回シャンプーをする
暑い夏は朝も夜もとシャンプーをしたくなりますが、市販のシャンプーの洗浄力は想像以上に強く必要な油分まで洗い流してしまいます。
油分は頭皮を守る役目もあるので、一日一回夜にしっかりとシャンプーしていれば、朝のシャンプーは必要ありません。洗いすぎには注意しましょう。
【参考】haruシャンプーを2ヶ月間使ったら髪にツヤが出てきた
まとめ
髪と頭皮のためにやってはいけない8つことは、いかがだったでしょうか?
一つの大きなストレスより、実は毎日の積み重ねが、40代、50代への頭皮コンディションへとつながっていきます。思い当たる行動が多かった人は、すぐにでも改善策を考えましょう。