ドラッグストアのシャンプーコーナー前を行ったり来たりという行動は、女性なら「あるある」と共感してもらえると思います。
シャンプーを選ぶのに時間が掛かってしまうのは、種類が多いこともありますが、どの成分が自分に合っているのかよく分からないことも。特に薄毛や頭皮トラブルで悩んでいる方は余計に悩んでしまいますよね。
そこで、今回はそのような女性に向けてシャンプー選びのポイントや、気になっているけどよく分からないシャンプーの疑問についてまとめました。
シャンプーを選ぶ時のポイントと効果は?
口コミの評判がいくら良くても、実際に使ってみて頭皮に不調を感じるようなら、そのシャンプーは自分に合っていない証拠です。正常な頭皮は地肌が青白く、適度な皮脂がある状態。
頭皮を触ってみて「べたつき」「フケ」「痒み」「突っ張り感」など頭皮トラブルを感じたらシャンプーを見直す必要があります。シャンプーを選ぶ時に大切なのは、自分が必要としている成分が含まれているか。ということです。
頭皮トラブル(薄毛)がある人はアミノ酸系シャンプー
■主な洗浄成分の名称
- ヤシ油脂坊酸メチルタウリンナトリウム
- ココイルグリシンナトリウム
- ココイルグルタミン酸ナトリウム
- ココアンホ酢酸ナトリウム
■おすすめのタイプ
- 頭皮が乾燥している人
- アレルギー体質の人
- 肌が弱い人
ただし、洗浄力は少し弱めなので、使用する時は時間をかけて丁寧にシャンプーするのがポイント。
ちなみに私は、薄毛が気になっているので育毛のことを一番に考えて、アミノ酸系の洗浄成分が使われている『haru黒髪スカルププロシャンプー』を愛用しています。
実際に私が使用したレビューは次の記事でチェックできますので、よろしければご参照ください。
【参考】haruシャンプーの使用3ヶ月経過レビュー【髪にコシが出てきた】
haruシャンプーもアミノ酸系の洗浄剤を使用した肌に優しいシャンプーです。抜け毛予防や育毛のために、頭皮への負担が少ないシャンプーをお探しの方にはおすすめできます。
頭皮がオイリーな人は高級アルコール系シャンプー
■主な洗浄成分の名称
- ラウレス硫酸ナトリウム
- ラウリル硫酸ナトリウム
- ラウレス硫酸アンモニウム
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル
- 硫酸アンモニウム
■おすすめのタイプ
- 頭皮がオイリーな人
- 市販のシャンプーの中から選びたい人
鉱物油や動植物油脂などから作られた洗浄成分を使用しています。よく泡立ち洗浄力に優れていますが、頭皮への刺激は少し強め、そのため肌の弱い人は避けましょう。すすぎ残しがないようにするのがポイント。
シャンプーに関する疑問あれこれ
ちょっと気になっていたけど「人にきくほどのことでもないかな」とそのままにしているシャンプーに関する疑問についてまとめました。
Q1.ノンシリコンシャンプーは本当に髪に良いの?
シャンプーに「ノンシリコン」と書いていると、何だか安心してしまうのは私だけじゃないと思います。CMなどでも強く強調されていた時期があったので「ノンシリコン=悪者」というイメージが定着していますが、決してそんなことはありません。
シリコンは撥水性に優れていて、髪の毛や肌をコーティングし、ツヤや手触りを良くします。シャンプーやトリートメントだけじゃなく、ファンデーションや日焼け止めにも含まれている成分です。
「毛穴を詰まらせる原因」と言われることもありますが、実際には科学的根拠はありません。そのため「ノンシリコン」にこだわらずに使用感でシャンプーを使い分けるのがおすすめ。
ただし、頭皮のためのプラスアルファとしてノンシリコンシャンプーを選ぶのは良いことなので、別にノンシリコンがダメという訳ではありません。
【関連】カラーリングやパーマが頭皮ダメージになる?【痛んだ髪におすすめのシャンプー】
Q2.シャンプーに含まれる【界面活性剤】って何?
「界面活性剤」という単語。たまに聞くのですが、これは水と油を混ざりやすくするための成分です。水だけでは落ちない頭皮の脂汚れを落とす洗浄成分として、ほとんどのシャンプーに含まれています。
「界面活性剤が頭皮に悪影響なのでは?」と言われることもありますが、たくさんの種類があって、その原材料によっては頭皮トラブルのリスクは大きく異なってきます。
Q3.女性でも男性用シャンプーは使える?
初めて男性用シャンプーのCMを見た時には驚いたものですが、今では当然のように店頭に並んでいますよね。新商品もどんどん登場し種類も豊富になってきています。同じ人間なのにどうして男女でシャンプーを分ける必要があるのか?
男だらけの部室に入った経験がある人ならピンとくると思いますが、男性は女性と比べて皮脂の分泌量が多く匂いも強くなる傾向にあるため、男性用シャンプーには脱脂力の強い成分が女性用よりも多く含まれています。
女性が使ったとしても特に問題があるということではありませんが、頭皮に必要な油分も洗い流してしまう可能性が高くなり、乾燥やフケ、痒みの原因になることもあるので、頭皮の肌質が弱い方は使わない方が良いでしょう。
Q4.トリートメントって必要?
シャンプーをした後にコンディショナーを使っていれば、トリートメントは必要ないのでは?と思っている人も多いと思います。コンディショナーは髪の表面をコーティングするものでトリートメントは髪の内部に浸透し髪の状態を改善する効果があります。
傷んだ髪を放っておくと絡まりやすく、摩擦をおこして更にひどくなったり、抜け毛の原因へと発展していきます。サラサラ、ツヤツヤ、指通りもなめらかならトリートメントはあまり必要ありません。
でもパサパサで指もひっかかるようなら、定期的にトリートメントも取り入れていきましょう。
まとめ
髪や頭皮の状態は、体調によっても季節によっても、年齢によっても変化していきます。
今使っているシャンプーが本当に自分に合っているのかを、常に意識することは大切です。髪は長い友達と言われていますが、良い友達になるか悪友になるかは、自分で選らんだシャンプーに大きく関わっていますよ。