アジアで一番薄毛が多いのは日本?海外の薄毛事情を紹介

地球

クリニックで薄毛治療を続けて1年以上、ふと「海外にも薄毛に悩む人はいるだろうに…どう対策しているんだろう?」と気になりました。国は違えど同じ人間、良い対策があるなら是非真似したい!

ということで、今回は日本以外の国の薄毛事情や対策方法について調べてみたいと思います。薄毛がもっとも多い国、少ない国、それを知ることは薄毛に悩む日本人にとって参考になることも多いはず。

白人ほど薄毛の人が多い!説は本当?

アメリカ人

世界の成人男性薄毛率の調査結果

1位 チェコ
2位 スペイン
3位 ドイツ
4位 フランス
5位 アメリカ
6位 イタリア
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14位 日本
15位 中国
16位 シンガポール
17位 タイ
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女性を対象とした調査データはないのですが、株式会社アデランスが21の国を対象に行った「世界の成人男性薄毛率」の調査によれば、日本は14位と決して上位国ではありませんが、アジア圏ではトップの結果となりました。

調査結果を見てみると1位はチェコ、また上位国のほとんどが白人が多く住む地域で、その後にアジアが続いていきます。黒人人口の多い国は最初から調査対象に入っていませんでしたが、それはもともと黒人に対して薄毛のイメージがあまりないからかもしれません。

この調査結果からすると「白人ほど薄毛の人が多い!という噂は本当」ということになります。肉や油など高カロリー高たんぱくな食生活や遺伝的要素が高いと見られていて、戦後に欧米の食文化が一気に広がった日本でも薄毛人口が増えている要因の一つと考えられています。

薄毛は色素遺伝子に関係しているの?

先ほどの結果だけを見ると、色素が薄いほど薄毛になりやすいの?と考えてしまいますが、白人も黒人も黄色人種も同じ2種類のメラニン色素(ユーメラニンとフェオメラニン)を持っていて、この2つの比率によって肌の色や髪の色が違うように見えているだけです。

単純に肌の色の違いによって、薄毛かそうでないかが決まるわけではありません。

また日本では昔から「白髪が多いとハゲない」という都市伝説もありますが、白髪の原因と薄毛の原因は根本的に違うものなので、白髪が多いからといって薄毛にならない保証もありません。

アジアの中で日本の薄毛率が一番高い理由とは?

横断歩道

日本がアジアの中で一番薄毛が多い原因は、食生活のこともそうなのですが、その他にも考えられるのは、ストレスに弱いという点です。世界の中でも生活水準はそれなりに高く、治安も良い国なのですが、先進国の中で自殺者数がトップとなっています。

勤勉で真面目、我慢強い性格に加えて「自分なんて…」と考える自己肯定感がとても低くいことで、ストレスに対しても「我慢」の姿勢をとる人が多いのです。もともと繊細でストレスを感じやすい民族なのに、ストレス対策は先進国の中で最下位レベル。

近年では心理カウンセラーを職業とする人も増えていますが、心のケアを受ける私たちが「これくらいで相談するのは…」と我慢をしてしまったり「仕事が辛いのは当たり前」「耐えることが美しい」というスタンスから抜け出せないことから、一向にストレス対策が進んでいないのが現状です。

身体はストレスを感じると、呼吸が浅くなり血液循環も悪くなります。髪を生み出す毛母細胞にまで栄養を届けるには、血液の力が必要不可欠で、そのためストレスをためて血行不良にならないようにすることは、髪にとても大切なことです。

一番薄毛が少ないのはインド人?!

インド人

世界で薄毛人口が一番少ないと言われているのはインドです。

「ターバンを巻いているから薄毛が目立たないだけじゃない?」と突っ込みをいれたくなる人もいると思いますが、最近ではターバンを巻かない若者も多く、インドに実際に行った人からも「毛量が多くてフサフサな人が圧倒的に多い」という感想が多く聞かれています。

ターバンは蒸れて頭皮に悪いのでは?という気もしますが、気温が高く湿度が低いインドでは蒸れよりも、強い紫外線ダメージを防ぐ方が最適な対策法です。また主食のカレーには、血行を促進するスパイスが多く含まれていて、薄毛対策としての効果もあります。

外国の薄毛事情あれこれ

育毛

  • 韓国では「黒豆」が良いとされているが、てっとり早い植毛が人気
  • アメリカでは「魚」や「大豆」が良いとされている
  • 台湾では「生姜」が良いとされている
  • インドネシアは「アロエ」が良いとされている
  • オーストリアは薄毛に対して悩まない人が多い
  • ブラジルではウイッグやカツラが人気
美容大国の韓国では、男性の見ためもやっぱり重要で、てっとり早く解決できる植毛を選ぶ男性が多いようです。
【参考】自毛植毛でおすすめのAGAクリニックランキング

アメリカの男性は育毛にかけるお金が日本の2倍と言われていますが、あまり気にしない派も。

韓国や日本、ブラジルなどでは薄毛に対して真剣に悩む人が多いのですが、オーストラリアでは薄毛に対してまったく気にならないという人も多く、国が違えば薄毛の悩みも「取るに足らないこと」になるようです。

まとめ

世界の薄毛事情はいかがだったでしょうか?日本の薄毛治療がアメリカから影響を受けているためか、サーモンや大豆を重要視しているなど、海外でも日本と同じように食べ物や血行促進を大切に考えている共通があることが分かりました。

また薄毛人口が多い国だと、薄毛やハゲを気にすること自体が恥ずかしいという文化もあり、さっさとスキンヘッドにしてしまう男性も多いようです。その潔さのためか、薄毛の男性でも評価は下がらないという女性の意見も多いので、日本人男性にとっては羨ましい話かもしれませんね。