「髪のボリューム減ったかも…」「ツヤやコシがなくなってる…?」など最近、髪に対する悩みが増えてきたと感じていませんか?
そんな女性のために、医学博士でヘアメディカルビューティー銀座院(AACクリニック銀座院)で院長を務める浜中聡子先生※が監修した「女子のための髪育(はついく)レッスン」を読みましたので、その感想を紹介します。
※ 浜中先生が院長を務めるヘアメディカルビューティーの口コミは次の記事でチェックすることができます。私が実際に来院をしたときの体験談です。
【参考】ヘアメディカルビューティーの口コミ
本書籍は文字を読むのは苦手という人でも大丈夫。四コマ漫画や大きな文字、分かりやすい挿絵もいっぱいで、本というより、漫画のようにスイスイ読み進められるテキストです。
難しい専門用語はなくても、本当に知りたかった髪への解決策がきっと見つかりますよ。
書籍の基本情報
- タイトル:女子のための髪育レッスン
- 監修:浜中聡子
- 出版社:辰巳出版
- 発行年月日:平成27年2月20日(初版発行)
- 評価:(5点満点中)
こんな人におすす!
- 髪の悩みを相談する方がいない人
- 専門用語ばかり並ぶ本は読みたくない人
- 分かりやすい解決策をパッパッと知りたい人
- 女子力を上げたい人
- 他の女性が髪にどんな悩みを持っているか知りたい人
髪の新常識4つ
育毛や発毛などの研究は数十年前に比べるとかなり進歩していて、たくさんのことが分かるようになってきました。
私たちが頭皮に良いと思い込んできたこと…最新の常識ではちょっとと変わってきています。ここでは私が驚いた、最新の新常識を4つピックアップしてみました。
1.頭皮の硬さと抜け毛は関係ない
私が一番驚いた新常識は「頭皮の硬さは抜け毛と関係ない!」というものです。つい最近まで硬い頭皮が薄毛の原因だと言われていたのに…。
もっと言ってしまえば、今でも「頭皮を柔らかくしましょう」とアドバイスしているヘアケア専門店もあるのにそれが間違いだったなんて。実はこの話、医学的根拠がなく「ウワサ」として広がったものだそうです。
頭皮を柔らかくするためのマッサージはリラックス効果がありますので続けても大丈夫。もしかしたら、今は医学的に解明されていなくても、数年経つと「やっぱり柔らかい頭皮が良い…」的な話になるのでは?と個人的には思ったりもしますが(笑)
2.女性の薄毛は遺伝だけが原因じゃない!
薄毛と遺伝は切り離せない関係のようにも思えますが、女性の場合、臨床上では男性より遺伝子の関与は立証されていません。男性はやっぱり遺伝の可能性を否定はできないようです。
女性の薄毛の原因は、ホルモンバランスやストレス、食生活、ダイエット、生活習慣などさまざまな要因が考えられています。そのため、家系に薄毛の人がいないから大丈夫!と安心してもいられません。
3.10年前のダイエットが薄毛の原因になる
「りんごダイエット」「グレープフルーツダイエット」と若い時に取りくんだ過酷なダイエット…思い当たりませんか?体重は落ちたけど、髪の量も一緒にボリュームダウンした?って、それは気のせいじゃありません。
過激なダイエットや食生活の乱れは栄養不足を引き起こします。栄養は内臓を優先に届けられるので、ダイエットを繰り返していると、いつまで経っても頭皮にまで栄養が届かないという不の連鎖が…。
髪のヘアサイクルは2~6年ほど、今は大丈夫でも10年後には髪はやせ細っている可能性も十分にあります。
4.白髪を抜くと増えるはは迷信
「白髪は抜くと増える」や「白髪を抜くとハゲる」など、私が子供の頃からまわりの大人が言っていたので、大人になった私は今でも信じていたのですが、白髪は抜いても、増えたりハゲたりはしないようです。
ただ白髪も髪の毛なので、強制的に抜いてしまうとヘアサイクルが途切れてしまい、次に生えてくるまでに長い時間がかかってしまいます。気になるからと、どんどん抜いてしまえば、頭頂部が薄く感じる原因にはなってしまうでしょうね。
髪の悩みカウンセリングルーム
「女子ための発育レッスン」の中では浜中先生が、女性の髪に対するいろいろな悩みについて、アドバイスや回答をくれているコーナーがあります。髪の悩みを誰に相談して良いかわからなかった人は、ぜひ参考にして欲しいところです。
悩み1.年齢を重ねて変化した髪質を元に戻す方法はある?
40代を過ぎる頃に「あれっ、髪質が変わったかな?」と感じている女性は多いようで、ストレートだった髪にうねりやクセが出てきたり、ツヤやコシがなくなってきたりします。
若い頃の髪質に戻りたいと強く願っていると思いますが、うねりや白髪、コシやツヤなどは加齢とともに増える老化現象の一つで、メカニズムは分かっていますが根本的な理由はまだ解明されていません。
対策としては、ホルモンバランスを安定させ、髪の質を良くするための生活改善などがあげられます、ただ完全に元の状態に戻るというのは難しいようです。
悩み2.髪を洗っているのにフケが多いのはどうして?
私も若い時には、フケが多いタイプでした。気にして何度も洗っていましたが、誰にも相談できずに悩んでいた記憶があります。
フケには、頭皮の乾燥が原因になる「乾性フケ」と皮脂の過剰分泌が原因の「脂性フケ」とがあって、どちらも洗いすぎは禁物です。必要以上に皮脂を落とすことで頭皮が乾燥したり、逆に皮脂分泌が過剰になるからです。
シャンプーを洗浄力の弱いタイプ※に変えて、何度も洗わずに一日一回の夜シャンプーに変えて様子を見てみましょう。痒みがひどかったり、症状が治まらなければ皮膚科受診も検討する必要があります。
※ アミノ酸系のシャンプーであれば、洗浄力が穏やかなため頭皮環境が不安な方も使いやすいでしょう。例えば、私が使っているharuシャンプーはアミノ酸系のシャンプーです。
【参考】私がharuシャンプーを選んだ理由@4つの育毛シャンプーを使ってこれに決めた!
女子のための髪育レッスンを読み終えての感想
髪の新常識や、ヘアケアの基本知識、薄毛の原因、生活習慣の改善策、美容師さんによるヘアケアレッスン、髪のお悩みカウンセリングルームにいたるまで、髪のことがまるまる分かるテキストブックという感じの内容でした。
ボリューム満点の内容と、ところどころに散りばめられていた「ヘアケア川柳」などの遊び心のおかげで、一度も休むことなく楽しく読み進めることができます。
さらにブラシの使い方や、ヘアスタイルのアレンジ法も真似できそうだったので、これ一冊あれば女子力アップも可能ですね!
なお、本書籍で監修を務められている浜中聡子先生が院長を務めるAACクリニック銀座(ヘアメディカルビューティー)では、薄毛・抜け毛など髪の悩みについて無料カウンセリングを実施しています。
カウンセリングだけなら無料で受けられるので、少しでも髪のことで悩んでいる女性は一度相談してみてください。
※ こちら(↑)の公式が無料カウンセリングの予約が可能です。女性専門のクリニックのため、男性患者さんの目を気にせずに通院ができます。