髪の印象は男女問わず気になる部分ですよね。40代になると、髪のボリュームが少なくなってきた!と悩み始める人は多くいます。原因は加齢によるところが大きいので仕方ないことかもしれません。
ですが、何もしないで諦めるのは勿体ない。何故ならドライヤーの使い方次第で髪のボリュームがアップして見えるからです。
人間の髪は平均で10万本ほど。これだけの本数をふんわり持ち上げることができれば、見た目もグッと若返ります。それを可能にする方法を紹介します。
髪がボリュームダウンする理由は?
若いときに比べると髪がボリュームダウンするのはどうしてなのでしょうか?油分が多かったり、ダメージによる場合もありますが、髪の1本1本の太さが細く変化していくからです。
髪の毛は、通常6~7年をかけて自然に抜け落ちていくものですが、加齢やホルモンバランスが原因でこのサイクルが短くなるとまだ太くなり切れない細い毛が全体的に増えてきます。そのため、全体的に薄毛やペタンとした印象になってしまうのです。
髪のボリュームが減ると老けた印象になりますし、髪型が決まらないと一日ずっと憂鬱に感じることもありますよね。そんなストレスを解消するためにも、ボリュームアップして見えるドライヤーの使い方をマスターしましょう。
濡れた髪がスタイリングしやすい理由
同じ自分の髪でも、濡れている時と乾いている時では随分と印象がちがいますよね。これはただ濡れているからということではありません。
乾いている時は髪の毛の主成分になるアミノ酸同士がしっかりつながっていますし、髪の表面のキューティクルも閉じた状態になっています。濡れるとアミノ酸はバラバラに、キューティクルも開いて髪はデリケートな状態に変化していきます。
反対に考えれば、髪が濡れている状態を利用するからこそ、スタイリングが自由に作りやすくなるとも言えるのですが。
実際に乾いた髪のままクセ毛にドライヤーをあててみてもビクともしませんが、一度濡らしてからスタイリングすればクセ毛もなおります。このことから分かるように髪型を変化させるには、髪が濡れている状態からドライヤーをあてるのがベストです。
ボリュームアップするドライヤーのかけ方
まずは、ドライヤーをかける前準備が必要です。髪に水分がたくさん残っている状態でドライヤーをあてても乾くまで時間が掛かりすぎるし、濡ている時は髪の表面のキューティクルが開いて弱い状態なので髪を痛めてしまう原因になります。
髪のツヤを守るにはシャンプーをした後、タオルで7~8割くらいの水分はふき取ってからドライヤーをあてるようにしてください。
水分をよくふき取ったら、髪の根元を乾かすように15cmくらい離した距離からドライヤーをあてていきます。寒くなければこの時は冷風でかまいません。冷風の方が髪を傷めずにスタイリングすることができます。
冬場は無理をせずに温風をあてましょう。ただ頭皮や髪に近づけすぎないように注意が必要です。
髪のボリュームがアップして見えるようにするには髪の根元の1本1本をしっかりと立たせることが大事なので、髪を10cmずつくらいに分けて持ち上げます。クシやブラシ、手を使ってもかまいません持ち上げた状態をキープして、分け目にしたい反対部分の根元から風を送ります。
これを繰り返していくことで髪は横になった状態から強制的に縦の姿勢になるので、全体的にフワッと持ち上がります。思った以上に簡単ですよね。
ただ髪のキューティクルは鱗のように上からかぶさっているので、下からクシを通しながらドライヤーをかけないようにしましょう。キューティクルが剥げてしまいます。
髪をきれいにするドライヤーが人気
濡れた状態を長時間放置するほど髪は痛む可能性が高くなるので、夏でも自然乾燥はおすすめできません。髪のためにもドライヤーを使って乾かすことが大切です。
最近は、ただ乾かせれば良い。というドライヤーではなく、パナソニックの「ナノケア」や日立の「イオンケア」のように、髪を傷めることなく保湿やツヤもアップするなどプラスアルファの要素があるもの物が人気です(下記の画像はナノケア)。
その中でも驚きの価格(5万円弱)で登場したダイソンの「スーパーソニックドライヤー」は、掃除機のダイソンらしいヘッドが交換できる使用になっていて、風のパワーもパワフルです。
更に驚きなのは、風が熱くなりすぎないよう調整できる点です。ドライヤーが温度調節をしてくれるようになっています。
髪のボリュームをアップするシャンプーにも注目
どうしてもドライヤーだけでは上手くボリュームを増やせない場合には、髪のボリュームアップを助けるシャンプーを使ってみましょう。頭皮の状態を改善し、ハリのある強い髪になるように手助けしてくれる成分が含まれています。
使い続けることで髪質が改善する効果はありますが、シャンプーだけで満足いくボリュームになるかは微妙なところなので、ドライヤーと合わせて使用してみてください。
それでも改善が見られない時には、FAGA(女性男性型脱毛症)の状態になっている場合もありますので、専門家(育毛専門クリニック)で相談する方法もおすすめです。気になる方は下の記事が参考になります。
【参考】女性にも起こる「男性型脱毛症」のFAGAとはどんな症状?
まとめ
髪はドライヤーによって痛むというイメージが根付いていましたが、正しい使い方をすれば自然乾燥より髪にずっと良い影響を与えることが分かっています。
またパワフルな風速のタイプは、長い髪の女性でも短時間で乾かすことができ、簡単にボリュームが出せるので、余計なストレスを感じることもありません。
ドライヤーの使い方をマスターするだけで、美容室で仕上げてもらったかのような仕上がりに近づけることもできますので、ボリュームがないと悩んでいるなら、今回紹介した方法を、ぜひ取り入れてください。