薄毛の女性に必要なのはアミノ酸?ビタミンC?のどっち

心配する女性

薄毛に悩む人は男女ともに年々増え続けているので「薄毛には○○を食べろ!」「薄毛対策にはこれ!」と言ったような広告を見たりしますが、結局のところ一番必要な栄養素って何だろう?と分からなくなったりしませんか?

今薄毛に悩んでいる私が気になっているのは「アミノ酸」と「ビタミンC」。今回はこの2つの成分がどのようにして薄毛改善に役立つのか紹介します。

薄毛に良い食べ物はワカメじゃないの?

髪に良いカットわかめ

黒髪や薄毛には、ワカメが一番!と言うイメージを持っている人は多いと思います。実際にカルシウムやミネラル、ビタミンなど豊富な栄養素があるので髪に良い影響を与えることが分かってきています。

今までのように「ワカメ」一つに絞ってくれると、こちらとしても食材を意識して食べやすいのですが「アミノ酸」やら「ビタミン」やら髪に良い成分が次から次へと登場すると…少し分かりずらいですよね。

そこで、まずは「アミノ酸」と「ビタミンC」の成分が体内でどのように働くのかについて知っていきたいと思います。

どうして薄毛にはアミノ酸なの?

たんぱく質

私たちの髪の成分の90%以上が「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質で、このケラチンは18種類のアミノ酸から構成されています。つまり髪は、アミノ酸が集まって出来ているということです。

中でも髪に重要なのは必須アミノ酸の「メチオニン」。必須アミノ酸というのは、体内では十分な量を作ることが出来ないアミノ酸のこと。そのため食事などで意識して摂取する必要があります。

たんぱく質が体内に取り込まれると、分解されアミノ酸に変化し、それから栄養素となって私たちの身体の隅々に届けられます。

■メチオニンを豊富に含む食材

  • カツオ節
  • シラス
  • 鶏むね肉
  • 納豆
  • 豆腐
  • 牛乳
  • アーモンド
ちなみに女性が大好きな「コラーゲン」もたんぱく質、つまりアミノ酸が集まってできたものです。このコラーゲンを作るためには、アミノ酸とビタミンCが合成しなくてはいけません。コラーゲンを作るにはアミノ酸とビタミンCの協力が必要です。

ビタミンCが頭皮に必要な理由は?

女性の髪型

コラーゲンが不足すると、肌のハリが無くなくなったり、シワが増えたり、カサカサになったりと肌トラブルがおきますよね。薄毛は、髪そのもののを意識しがちですが、実はもっと大切なのは「頭皮」の部分になります。

頭皮、つまり皮膚です。

頭皮を健康に保つためには、コラーゲンが必要不可欠で、コラーゲンを作るためには必ずアミノ酸とビタミンCが必要です。ということは「薄毛に必要なのはアミノ酸とビタミンCの両方だ!」という答えが出ますが、そう単純でもありません。

ビタミンはCだけでなく、ビタミン全般を取り入れよう!

ビタミンCが多い食材

ビタミンCは体内で合成できませんし、一度にたくさん食べても保存が効かないので常に意識して摂取しなくてはならないのですが、薄毛対策にはその他のビタミンを無視することもできません。

例えばビタミンEは血液の流れを促進し、ビタミンB2は毛母細胞の働きを助け、ビタミンB6はアミノ酸の代謝を助けたり、亜鉛の働きをサポートしたりします。薄毛改善を目指すためには、ビタミンをバランス良く摂ることが大切です。また薄毛を改善するには、血液が健康であることも重要なポイント。

ビタミンCたっぷり!みかん育毛剤の作り方

みかん

ビタミンCというと「みかん」は代表格だと思うのですが、実は最近の研究でみかんをはじめとする柑橘系の皮に含まれる「d リモネン」という成分が薄毛を促進する酵素(5a レダクターゼ) の働きを阻害することが分かってきました。

またみかんの皮に含まれる精油成分やアミノ酸が相乗効果で抜け毛を防いだり、血液の流れを良くして細胞に栄養を与えたりする効果もあると言われています。冬はみかんをよく食べますが、皮は捨てずに育毛剤として活用してみるのもおすすめです。

みかんの皮で育毛剤を作る方法

1.食べ終わった後のみかんの皮をよく水洗いします。(国産意外だと農薬が強く取れない場合があるので、日本産のみかんに限定してください)

2.ザルを用意して、みかんの皮を並べ2、3日かけてカラカラになるまで陰干しをします。

3.清潔な密閉容器を用意します。

4.容器に乾燥したみかんの皮を入れ、ホワイトリカー(お酒)を浸る程度注ぎます。

5.蓋をしっかり閉めて、冷暗所で1週間ほどねかせます。

6.1週間したら皮を全部取り出します。

7.また半月ほど冷暗所でねかせると出来上がりです。

みかんの皮で作る育毛剤は、使用する前に必ず腕に数滴付けて、一日以上おいても異常が出ないかを確認してから使用します。アルコールを使用しているので肌が弱い人にはおすすめできません。

また完成後も冷暗所で保管し、2カ月くらいで使い切りましょう。朝晩1回ずつ4、5滴程度を気になる部分に付けて、指の腹で軽く3分ほどマッサージするようにします。お風呂あがりなどに行うのもおすすめです。

柑橘系の育毛剤(例えば、柑気楼など。下記画像)は市販でも販売されていますので、作るのが面倒な人はそちらをチェックしてみてください。

育毛剤かんきろう

【参考】柑気楼の効果は?産後抜け毛の対策に使用した感想

柑気楼を実際に使ってみた感想はこちら(↑)の記事でチェックできます。

まとめ

最近薄毛にはアミノ酸だ。ビタミンCだ。とよく目にするので「結局どちらが結局大事なのか?」という疑問を持って調べたのですが、アミノ酸もビタミンCも髪にとっては、とても大切な栄養素であることが分かりました。

どちらかだけでは効力が十分に発揮できないので、アミノ酸を含むたんぱく質もビタミンを含む食材も一緒にバランス良く食べていくようにしていきましょう。