市販のヘアカラーを使い自宅で白髪を染めるコツ・ポイント
市販のカラーリング剤は手軽だし、節約にもなるので使っている人も多いと思いますが「根元が上手く染まらない」「髪がパサパサになる」「色ムラができる」など、残念な結果になっているケースも多いですよね。
だからと言って、白髪を放っておくことも出来ないのが女心です。そこで今回は、ムラなく上手にカラーリングするコツや髪のアフターケア方法などを紹介します。ヘアカラーの仕上がりに満足できていない人は、参考にされてください。
カラーリング剤の選び方
お店に行くと、いろんなメーカーのカラーリング剤がズラーっと並べられていて、泡や液剤、クリームタイプなど「どれが良いんだろう?」と迷ってしまいますよね。おすすめはクリームタイプ。泡や液剤に比べて粘度があるので、髪に浸透しやすく液だれをしてしまうこともありません。
髪色も迷うところですが、最近の私は「人生も折り返し地点にきたし、これからは他人の目を気にするより、好きな色を選ぼう」と少し明るめのブラウンにしています。職場環境や近所の視線が気になるうちは、無難な落ち着いた色にしておきましょう。
髪がショートの人や肩にかからない長さなら1箱でも足りますが、ロングヘアーの場合には、2箱必要になることもありますので購入する時は容量の確認も必要です。
準備しておくと便利な物
■自宅でのヘアカラー前に
- 輪ゴム(耳カバーを作る時や手袋がずれないように、手首の部分を止めるのに使う)
- ティッシュペーパー(カラーリング剤が肌に付いた時に、水で湿らせてすぐにふきとる)
- 鏡(顔と頭全体が映る、やや大きめの鏡を準備しておく)
- ヘアクリップ(髪を5等分に分けるのに使う)
- 油性のクリーム(髪の生え際はカラーリング剤が付きやすいので、落としやすくするために先に塗っておく)
- 汚れてもよい大きめのタオル(カラーリング剤が洋服に付かないように、首から肩にかけてガードする)/li>
- サランラップ(耳カバーを作ったり、髪を保温するために使う)
- 汚れてよい服(万が一に備えて汚れてよい服を着ておく)
- 新聞紙(床や洗面台などを汚さないように敷く)
- トリートメント(すすぎ後に使う)
上手にカラーリングをするコツ
■自宅でヘアカラーするときのコツ・ポイント
- お風呂場でのカラーリングは避ける
- 髪は5等分(前2つ、後ろ2つ、襟足1つ)にして少しずつ染める
- 染剤は塗るのではなく、のせるをイメージ
- 染剤を塗布したら、ラップを頭全体にかぶせて保温する
- 髪が細い人は5分短く、髪が太い人は5分長くを目安
根元からムラなく染めるには?
根元からムラなく染めるコツは「温度」と「塗布量」と「髪を小分けに」と「どの部分から染めるか」の4つです。
白髪は黒髪より染まりにくい性質を持っていて、カラー剤は温度が高くなるほど、染まりやすくなる性質があるので、室温が高い場所で、毛先からカラー剤を塗っていくと、時間が経つにつれ、最初と最後に塗布した部分の色には当然差がでてしまいます。
また、髪をブロックごとに小分けにせずに、いっぺんに染めてしまうと、どうしてもカラー剤が浸透しない部分がでてきます。染めムラを無くすには、面倒でも髪を5.6等分に分けて染まりにくい根元の白髪から、カラー剤をたっぷりとのせるように塗らなくてはいけません。
根元が完全に塗れてから、毛先の方へととかすようにします。ロングヘアーの場合には、最後に髪に付いているカラー剤を全体になじませるように、手袋をした手で、もみ込むように馴染ませるとより色ムラが防げます。
洗い方とアフターケアについて
カラーリングをして髪がパサパサになるのは、脱色をしてから髪を染めるためです。カラーリング剤を開けると中には1剤、2剤と書かれているものがあると思いますが、1剤は染めるためのもの、2剤は脱色させるためのものです。
脱色剤の分量を減らせば当然髪のダメージも軽減されるのですが、それだと染まりにくくなってしまいます。
またカラーリングをした後、髪はアルカリ性に変化します。そうするとキューティクルが開いた状態になるので傷つきやすくなり、タンパク質も流れだしやすくなります。
髪がパサパサになるのを防ぐためには、シャンプー後に必ずコンディショナーやトリートメントを使って髪を弱酸性に戻すことが必要です。付属品として美容液が付いている商品もありますが、ない場合には自分で準備しておきましょう。
さらに、薬剤を洗い流す時、いきなりシャンプーをしてしまってはいないでしょうか?これも髪を傷める原因になります。洗い流す時は、まずお湯だけでカラーの色が完全になくなるまでよくすすぐことが大切です。
まとめ
市販の白髪染めは、コツをつかんで上手に使えるようになれば、メリットしかない商品です!と言いたいところですが、髪の色素を脱色するので、多少なり、髪や頭皮に痛みが発生してしまいます。
ただ最小限の痛みにするか、たくさんのダメージを髪に与えるのかは、ヘアカラーの染め方やアフターケアによって全く違ってきますので、少し工程が増えて面倒に感じても、今回紹介したポイントを守って、ヘアカラーを楽しんでください。
なお、ヘアカラー後に痛んだ髪や頭皮をケアするたけに、優しい洗浄成分のシャンプーをお探しの方には、私も使用しているアミノ酸シャンプーの『haru黒髪スカルププロ』がおすすめです。
現時点で使用開始から2ヶ月が経過していますが、髪の質感にツヤがでてきて明らかに髪質が良くなりましたよ。詳しいレビューは次の記事をご参照ください。